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 広島帽子=観戦予定

3月 4月 5月 6月 MVP(8月) 投手 野手
7月 8月 9月 10月 1軍
ファーム
曜日 相手 球場 得点 先発予想 CARP 相手投手 備考 MVP ファーム
1 S 神宮
広島帽子
18:00
鶴田
(高橋建)
石川
(藤井)
 金本"喪章弾" 天国の恩師・伊藤監督へ届け!
スカッと勝って、18泊19日のロードを打ち上げるはずが、5点リードを
守ることができずに延長十二回引き分け。他界した恩師の東北福祉大・
伊藤義博監督に捧げた金本の17号3ランも、白星には
つながらなかった。そして、2日からは運命の読売3連戦。
「東京に負けたらあかん」が口ぐせだった恩師の言葉を胸に刻み、
赤ヘル軍団の四番は気持ちを切り替え、本拠地決戦に挑む。
"教え"胸に読売粉砕誓う!左肩の喪章が、ダイヤモンド一周とともに
小さく揺れた。「東京に負けたらあかん」「江戸で勝ってこい」。
何度も何度も聞いた言葉が、金本の耳に甦った。三回一死一、二塁。
恩師に捧げる弔砲が、神宮の、東京の空に向けて、放たれた。
「(葬儀が行われる)仙台には行けないけど、これでいい供養に
なりました。勝ちたかった。もったいなかったけど、ヤクルトにも
OBもいるからね」育ての親でもある東北福祉大の伊藤義博監督の
訃(ふ)報が届いたのは、この日未明。闘病生活のため、昨年12月に
行われた金本の結婚披露宴にも欠席。心配した金本が病院を
訪れたのは5月27日からの仙台遠征(対中日戦)のときだった。
「見舞いに行ったときは元気だったんだ。”次は飲みに行こう”とも
言っていたくらい。それを見て、安心していたから、知らせを聞いたときは
びっくりした。できれば、もう一度会いたかったですね」
高校卒業後、浪人中だった金本に東北福祉大進学の道を開いたのが
伊藤監督。そしてプロ入り時に「親元が一番。広島以外の話は
オレが断る」と地元志向の薄かった金本の背中を強く押したのも、
この恩師だった。アンチ東京を貫き、選手の個性を伸ばす指導に徹した
伊藤監督の存在がなかったら、球界有数のオールラウンド選手が
広島から飛び出すことはなかったかもしれない。「疲れた。18泊19日の
最後に延長十二回だからね。暑かったし、雷もあった。
明日は練習なしで行くよ。でも読売を追いかける気持ちは変わらない」
18泊19日の長期ロード最終戦、そして正念場の8月のスタートを
白星で飾ることはできなかったが、3試合ぶりの17号3ランは
金本自身にとっても手応えは十分。打率も今季初めて
2割9分台に乗せた。「東京に負けるな」。恩師の言葉をもう一度
胸に刻み、金本は読売粉砕を誓った。

鶴田の好投報われず 痛恨のドロー
▽本塁打 金本17号3(石川)新井16号1(石川)古田4号3(幹英)

広島は一時は5点あったリードを守れず、延長十二回、6― 6で
今季3度目の引き分け。三回、ヤクルトの先発石川をとらえた。
緒方、キムタクの連続安打で一死一、二塁とし、エディの適時打のあと、
金本が右翼へ17号3ラン。五回には新井が左翼へ16号ソロを放ち、
この時点で5点をリード。七回に追い付かれたが、八回に前田の
適時打で再び勝ち越した。先発鶴田は五回まで3安打で零封したが、
六回一死一塁で代わった幹英が古田に4号3ラン。七回には玉木が
真中、稲葉に適時打を許し、八回にも城石にスクイズを決められて同点。
継投策が裏目に出た。

継投裏目 晴のち雷雨
これだから野球は怖いのである。一つの継投失敗によって、
楽勝のはずの試合が引き分けに。よく引き分けは「痛み分け」と
形容されるが、この日ばかりは痛いどころの騒ぎではない。
つい広島弁で、「何をしよるんなら」と叫びたくなるような引き分けであろう。
それは六回一死一塁、ペタジーニを迎えた場面での継投だった。
ここで「あれっ」と思った点は二つある。(1)なぜ鶴田を代えたのか
(2)なぜ左の広池でなく、幹英だったのか。これを深読みすると、
鶴田はこの回から球が高めに浮き始めていたし、ペタジーニには
通算6打数3安打の2本塁打。同じく広池は5打数2安打。
これらの要素が背景にあったのだろう。こんな継投を「転ばぬ先のツエ」
という。山本監督にとって、この継投は「転ばぬ先のチエ」だった
はずだが、この後の幹英、玉木が崩れては、せっかくのチエも
台無しである。この引き分けに痛みを感じるのは、1点を勝ち越した
直後の八回、暴投、捕逸で同点に追いつかれたことも、大いに
作用している。これらを総合すると、完ぺきな試合から一転してガタガタ。
快晴から最後は、雷雨になったこの日の天候のようなものだった。

浩二「(六回途中、それまで無失点の鶴田を交代。試合後、
なぜ代えたとやじるスタンドのファンに目をやりながら)
もともと、鶴田は五回までと決めていた。あそこまで良く投げたんだが、
継投が結果的には失敗だったな。ちょっとずつタイミングがずれて、
(みんなが)ランナーを置いてリリーフという形になってしまったな。
(移動日なしで、2日からは地元に帰って巨人3連戦。気合を込めながら)
やるしかない。今日は勝ち試合やったが、負けずに終わった粘りを
明日につなげるしかない。」
Bu(由宇)
12:30
2-2

 マテオ
MAX149キロ
デビュー!
公式戦初先発
8回を4安打
無失点!
ドミニカ第2の
男が快投だ。
公式戦初
先発した
マテオが8回を
4安打2失点に
抑えた。直球は
最速149キロを
計測。カーブ、
シュートに加え、
この日初めて
実戦投入した新球
フォークボールにも
手応え十分。
ドミニカ共和国
カープアカデミー
出身で6月下旬に
正式入団。
木下ファーム監督
絶賛の右腕が
1軍昇格を
目指す。
「全然緊張
しなかった」
ドミニカン右腕が
しなった。
真夏の太陽に
照らされて
輝いた。
「いいだろう」。
木下ファーム
監督は自慢げに
振り返る。
「契約する前から
状態がよかった。
ずっと先発
させたいと
思っていたんだ」。
ようやく
用意できた
舞台で期待以上の
姿を見せてくれた。
「捕手の倉が
自分のいい球が
どれか早い内に
分かってくれて、
リードしてくれた。
いい投球ができた」
炎天下の中で
8回を2失点、
107球を
投げ切った
マテオは笑顔で
胸を張った。
序盤は近鉄打線に
まともな打撃を
させなかった。
初回に許した
右二塁打は
一塁・松本が
はじいた
不運なモノ。
それ以外は
五回無死からの
中飛まで
外野にすら打球は
飛ばなかった。
三回には最速
149キロを計測。
カーブもさえた。
八回には自身の
バント処理の
ミスから二死
一、二塁とされ、
右中間二塁打で
2点を失った。
痛打されたのは
実戦で
初めて使った
練習中の
フォークボール。
「あの場面は
ワンバウンドに
なるのが怖くて
高めに
いったけど、
それ以外は
うまく
投げられた。
自信になった」
ファーム戦登板は
7月4日の
中日戦以来
2度目。初の
先発登板を
「全然、緊張
しなかった」と
言ってのけた
抜群のマウンド
度胸が光った。
「平均で
143キロぐらいの
直球を速く
見せることが
できるし、
コントロールが
いい。クイックも
問題ない」
木下ファーム
監督は絶賛を
続けた。
ラミーレスに
約1ケ月遅れて
正式入団。
「もうラミーレスを
追い抜いた。
これだけ
投げたんだから、
また先発
させたい」
(同監督)と
期待は膨らむ。
「もっといい
投球をしたい」。
先発デビューを
快投で飾った
マテオは一気に
1軍の座を狙う。

 沢崎
復活へ向け
スタンバイOK
4日、神戸で
復帰登板!
右ひじ故障で
昨季を棒に
振った沢崎が
4日のウエスタン・
サーパス神戸戦
(北神戸)で
復帰登板する
ことが決まった。
「やっと野球が
できます」と
2年ぶりに臨む
実戦登板に
笑顔が弾けた。
長かった。
待ち望んでいた
瞬間がいよいよ
やってくる。
「不安は
ありますけど、
楽しみたいです。
やっと投げられる
ようになりました」。
沢崎は苦しかった
日々を思い起こし
ながら待望の
マウンドへ
思いをはせた。
2000年11月に
右ひじを手術した。
不安を取り除いて
臨むはずの
01年は
リハビリが
思うように
進まなかった。
「痛くてとても
練習どころじゃ
なかった」と
昨年8月
29日に
再手術に
踏み切った。
今年初めは
5メートルでの
キャッチボールが
やっとだった。
自主トレ、
春季キャンプで
距離を伸ばし、
6月から
本格的な
投球練習を再開。
フリー打撃、
紅白戦を経て
実戦登板に
GOサインが
出された。
「先発で
2〜3イニングを
予定。試運転と
いうこと」と
木下ファーム
監督は説明した。
97年には
14勝をマークして
新人王に輝いた
右腕が復活への
大きな一歩を
印す。
2 G 広島
18:20
2-2

C
高橋建
(長谷川)
0 4 1 0 1 1 1 1 0 0 0 2 11
G 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
C 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2
1 1 0 1 1 0 1 1 0 0 1 1 8

 高橋建8回132球2失点
 玉木 2回36球0失点
 広池 1/3回4球失点
 シュールストロム2/3回12球0失点
 小山田 1回22球0失点

(8) 緒方 5 0 0 0 .298
(6)5 キムタク 5 2 1 0 .248
(4) エディ 5 1 0 0 .295
(7) 金本 6 1 0 0 .288
(3) ロペス 5 1 0 0 .239
R6 東出 1 0 0 0 .229
(9) 前田 3 1 0 0 .284
R 岡上 0 0 0 0 .333
2 木村一喜 0 0 0 0 .333
(5)3 新井 3 1 1 0 .274
(2) 西山 3 1 0 0 .272
H9 廣瀬 2 0 0 0 .333
(1) 高橋建 2 0 0 0 .070
H 町田 1 0 0 0 .125
1 玉木 0 0 0 0 -
H 野村 0 0 0 0 .183
R 福地 0 0 0 0 .364
1 広池 0 0 0 0 .000
1 シュールストロム 0 0 0 0 -
H 浅井 1 0 0 0 .321
1 小山田 0 0 0 0 -
 工藤 8回103球2失点
 岡島 2回45球0失点
 條辺 2/3回17球0失点
 河本 1/3回6球0失点
 河原 1回17球0失点

(7) 清水 6 3 0 1
1 河原 0 0 0 0
(6) 二岡 5 0 0 0
H3 後藤 1 0 0 0
(9) 高橋由 5 1 0 0
(8) 松井 4 1 1 0
(3)5 江藤 5 1 0 0
(5) 元木 3 1 0 0
56 川相 2 0 0 0
(2) 阿部 5 2 0 0
(4) 黒田 3 1 1 0
4 川中 2 0 0 0
(1) 工藤 3 0 0 0
H 高野 1 0 0 0
1 岡島 0 0 0 0
1 條辺 0 0 0 0
1 河本 0 0 0 0
H 斉藤 1 1 0 0
R7 堀田 0 0 0 0
 7回新井同点・大アーチ
「打ったのはフォークボールが抜けた球だった。いい感じで上がったんで
入ると思った。素直にバットが出た。たくさんのお客様の中で
ホームランが出て、良かったんじゃないでしょうか。
何とか、勝ちたいです!」

 初回、キムタク、先制アーチ
「打ったのは真ん中高めのスライダー。工藤に対して
打てていなかったんで、チャンスメイクのつもりで打ちました。
カウント2−2からの球を見極めることができたので、
余裕が出た。それで、スライダーに自然に反応できました。
工藤選手からの初めてのヒットがホームランだったんで、
喜んでいましたよ!」

広島、連夜のドロー 新井・執念・同点アーチ
負けられない、という思いが2試合連続、4時間52分の
激闘ドロー劇を呼んだ。1点を追う七回二死。新井が同点となる
右越え17号ソロを放ち、前夜1日のヤクルト戦(神宮)に続き
延長十二回を戦い抜いた。18泊19日の長期ロードを終え、
疲労はピーク。だが、読売とのゲーム差「11」と変わらない。
がけっぷちに立たされた赤ヘル・ナインは疲れたなんて言っていられない。
延長12回激闘…山本監督もぐったり!延長十二回表、小山田が
二死一、三塁から代打・後藤を空振り三振。負けはなくなった。
”最後”の攻撃へサヨナラの望みをつないだ。だが、その裏二死
二、三塁から東出が空振り三振に倒れ、2試合連続の引き分けで
”激闘劇”の幕は下りた。1日のヤクルト戦(神宮)では、
延長十二回を戦い6―6の引き分け。4時間20分の熱闘を終え、
休む間もなくこの日の朝、広島へ帰ってきた。甲子園、札幌、名古屋、
函館、神宮と18泊19日の長期ロードを終え疲労もピーク。
そして、この日の夜も前夜の再現となった。初回一死からキムタクが
先制ソロ。しかし、直後の二回に先発・高橋建が松井に同点弾を許すと、
なお一死二、三塁から黒田に中前適時打を浴び勝ち越された。
それでも赤ヘル・ナインは闘志の炎を燃やし続けた。「自分もそうですが、
久しぶりの市民球場。ファンの皆様が盛り上がっているので良かった。
なんとしても勝ちたい」七回二死、走者なし。ファンのそしてナインの
逆転Vを信じる思いが新井のバットに乗り移った。工藤が投じた
真ン中高めのフォークを力の限り強振。打球は17号同点弾となり、
真っ赤に染まる右翼席で弾んだ。「新井はよく打ったけどね。
みんな野球が好きなんやな。高橋建は2点で抑えたし、
中継ぎも踏ん張った。へばっとるかもしれんけどね…」山本監督も
4時間52分を戦いぐったりだ。ゲーム差「11」は変わらないまま。
読売を叩けなかった事実が2試合で合計9時間12分を戦ったナインの
疲労に追い打ちをかける。だが、疲れたとは言ってはいられない。
ペナントの火を消さないためにも、今が正念場、今ががけっぷちだ。

広島が連夜のドローでお疲れも借金生活への転落防ぐ
連夜の延長十二回の引き分けで、山本監督の表情にもさすがに
疲労の色が浮かんでいた。再三チャンスは作るも、十回二死一、二塁で
金本、十一回二死一、二塁では浅井、十二回二死一、二塁では東出と、
3人が三振に倒れた。「追いついたというか、よく打った。
2日間続けて延長? 野球が好きなんやろ。(高橋建は)よく2点に抑えて、
中継ぎも踏ん張った。5時間かあ。みなさんも早く帰って寝なさい」
負ければ借金生活だっただけに、4時間52分戦っての分けが
せめてもの救いか。

広島お疲れ連夜のドロー
試合後のロッカールームへと続く通路は、息を切らしながら、
引き上げるナインたちの行列だ。2夜連続の延長12回の死闘。
山本監督は「野球がみんな好きなんやなあ。みんな疲れとる。
よう、やっとるけどね」と選手の奮闘をたたえながらも、さすがに
疲れ果てた様子だった。前日(1日)のヤクルト戦(神宮)は4時間20分。
この日はそれを上回る4時間52分だった。2日で計24 イニング 、
9時間12分の熱闘だった。しかも、チームは18泊19日の長期ロードを
終えたばかり。7月10日の対読売戦以来、23日ぶりに本拠地・
広島市民球場に戻ってきたが、またしても激闘になったのだから
ナインの疲労度も頂点だった。そんな中で存在感を示したのが新井だった。
1―2で迎えた7回に右中間への同点17号ソロを決めた。
読売工藤からの一撃に「工藤さんは日本を代表するいい投手ですからね。
ただ、勝てたらよかったんですけど。明日(3日)また新たな気持ちで
いきます」と新井。疲れをひた隠し、視線を先に向けていた。

コイ、連夜の痛み分け
▽本塁打 キムタク4号1(工藤)松井27号1(高橋)新井17号1(工藤)

2―2のまま決着がつかず、広島は2日続けて延長十二回で引き分けた。
一回、キムタクの一発で1点を先制。しかし二回、先発高橋建が、
松井に右翼へ同点のソロを打ち込まれ、さらに、元木以下の
3連続短長打で勝ち越しの1点を奪われた。それでも七回、新井の
右中間への本塁打で同点に追いついた。しかし、九、十回には
二死一、二塁、十一回には一死一、二塁、十二回も二死二、三塁の
好機を逃した。高橋建は三回以降は得点圏に走者を再三、
背負いながらも八回まで点を与えなかった。つないだ玉木、広池、
シュールストロム、小山田も無失点で踏ん張ったが、
打線が援護できなかった。

地元で奮起 あすへ希望
久しぶりの地元での一戦。それも読売が相手ということで、広島は
使用する燃料を普段のレギュラーからハイオクに変えてきた。
その効果はというと、打っては打球の伸びがよく、投げては
耐久性も抜群。やはり気分が高揚していれば、アドレナリンが噴出し、
野球のオクタン価も高くなるということだろう。まず目を細めたいのは
高橋建の耐久性。二回に早々とヨレヨレになった際には、大量失点も
覚悟したが、2点を失った後の踏ん張りはハイオクを注入しただけの
ことはある。ここでの一死一、三塁をはじめ、三回の無死一、二塁、
五回の無死二塁と続いたピンチをピシャリ。これで野手が
奮起しない方がおかしい。注目したいのは七回の新井の打席。
この日、注入した燃料には粘着力もあったようで、いつもはあっさり味の
新井が粘りに粘った。そのあらましを述べると、ツーナッシングの後、
右翼席に同点本塁打を放ったのが何と10球目。これも
アドレナリン効果と見るべきか。これだけの効用がありながら結局、
引き分けに終わったのは、天恵がなかったということか。しかし、
前日の追いつかれての引き分けとは、中身が違う。
明日につながる引き分けと見たい。

試合前、先発・高橋建について、川端コーチのコメント
「非常に腕の動きが良くなってきた。腕の可動域が広がった。
腕が上から振れるようになった。シーズン当初の良いカタチが
戻ってきた。読売打線に対してというよりも自分のピッチングが
できるかどうかが今日の試合に、かかっている。

試合中、先発・高橋建について、北別府コーチのコメント
「今日は、球が甘いかな。ただ、3回4回ぐらいからスライダーに
活路を見出している。立ち直る機会を見ているんだけれども、
投げながら調子を上げて欲しい。西山のリードもあって
一発もあるチームなんで、低めにしっかり投げながら
粘ってほしい!」


高橋建が松井に被弾し反省しきり
高橋建は8回を2失点。「調子はよくなかったけど粘れた」と、
先発投手の責任を果たした安ど感を漂わせた。走者を出しながらも、
要所でスライダーを決めて踏ん張った。しかし、2失点した二回、
特に先頭の松井に喫した同点の一発には「松井君の本塁打による
失点、あれが悔やまれる」と反省していた。

工藤について、松原コーチのコメント
「今日は、ストレート、スライダー中心のピッチングで、右バッターへの
インサイドのスライダー、これが非常に打ちづらい。左バッターは
そういう球を逆に追いかけずに自分のバッティングをしてほしい。
スライダーのカウント球や、甘く入ってくる球をしっかりと、しとめたい。」

浩二「(野手全員を使い切り、2試合連続の延長
十二回引き分けに、やれやれ)
こっちも相手も決定打不足はいっしょ。みんな良くやってはいるんだけど。
みんな野球が好きなんよ。きょうは5時間近いんか。
(記者団に)早く帰って寝なさい。
(七回、新井が放った同点ソロ本塁打には、感心した様子で)
追い付いたというより、よう打った。
(強力打線を2点に抑えた投手陣には、首を縦に振り)
先発高橋建は(8回を)2失点、中継ぎもよく頑張ったな。」

河内、今季2勝目へ気合十分 7日、阪神戦で先発予定
苦い敗戦はもうゴメンだ。後半戦の救世主として期待されている
河内が今季2勝目へ向け気合十分だ。「この前はストレートが
全部シュート回転してしまった。体の突っ込みが早過ぎました」
前回登板した7月31日のヤクルト戦(神宮)では、度会、岩村、志田に
3本塁打を浴び、敗戦投手となった。国学院久我山高時代、2年の
秋季大会の帝京戦で経験して以来、自身2度目の3発被弾だった。
川端投手コーチは「中5、6日で投げたときにどれぐらい球威が
出るかが問題。投げても最初はいいが、だんだん球威が落ちてしまう。
神宮では力のある球自体が少なかった」と体力面に不安を感じている。
「今度は思い切って腕を振りたい。そうすればインコースにも
いいボールが行くんで」。あくまで前向きな左腕。次戦は7日の阪神戦
(広島)での先発が予想される。後半戦から1軍に昇格し、
ここまで1勝2敗。防御率2・45。今季初勝利を挙げた虎から
2勝目もいただく。
3 G 広島
18:20
7-9

C
長谷川
(佐々岡)
2 2 0 5 3 0 1 0 1 14
G 2 1 0 4 2 0 0 0 0 9
C 1 0 0 2 0 1 2 0 1 7
2 0 0 3 1 1 4 2 1 14

●長谷川4回70球7失点
 広池 3回52球2失点
 幹英 2回31球0失点

(8) 緒方 5 3 0 0 .303
(6)5 キムタク 5 1 0 0 .247
(4) エディ 4 1 0 0 .294
(7) 金本 5 0 1 0 .284
(9) 前田 5 3 3 0 .291
(3) 浅井 3 1 0 0 .318
H ロペス 1 0 0 0 .238
1 幹英 0 0 0 0 .000
H 野村 1 0 0 0 .181
(5)3 新井 4 3 2 0 .281
(2) 木村一喜 4 0 0 0 .326
(1) 長谷川 1 0 0 0 .176
H マッチー 1 0 0 0 .122
1 広池 0 0 0 0 .000
H6 東出 2 2 0 0 .237
○上原 6.2/3回123球6失点
 前田 0/3回4球0失点
 條辺 1.1/3回18球0失点
S河原 1回13球1失点

(7) 清水 5 3 2 1
(6)4 川中 3 0 0 0
(9) 高橋由 4 1 0 0
9 堀田 1 0 0 0
(8) 松井 4 3 1 0
(3) 斉藤 4 1 0 0
1 條辺 0 0 0 0
H 福井 1 0 0 0
1 河原 0 0 0 0
(5) 江藤 4 2 2 0
53 後藤 0 0 0 0
(2) 阿部 4 3 2 0
(4) 元木 2 1 1 0
4 黒田 1 0 0 0
H 高野 0 0 0 0
6 二岡 0 0 0 0
(1) 上原 3 0 0 0
1 前田 0 0 0 0
5 川相 1 0 0 0
 新井自己最多タイ18号ソロ(あわやサイクル)
「打った球はフォーク。本数、点差のほうもあったんだけど、
明日以降も試合があるし、まだ今日も、イニングがあるから。
(3試合連続アーチの)意識はありません。とにかく集中して
望みたいです。」

 前田、11・12号ソロアーチ
「打ったのは外寄りのストレート。球場も狭いし、たまたまです。
まだまだ、わからないんだ。あきらめちゃいけない。」

前田2発!カープ意地の猛追も及ばず
意地の猛追だ。先発・長谷川が4回9安打7失点KOされたが、
勝利への執念は消えなかった。前田が四回に11号ソロ、
九回に12号ソロを放てば、新井が六回に3戦連発、自己タイとなる
18号ソロだ。一時は6点あった点差を2点差まで詰め寄った。
だが、読売とのゲーム差は今季最大の「12」。きょう4日に負ければ
自力Vが消滅。敗戦は許されない。ネクストバッターズサークルで
新井はゲームセットの声を聞いた。7―9、2点を追う九回二死。
目前で代打・野村が三飛に倒れた。「打席が回って来ないことは
負けを意味する。回ってこい、と願ったんですが…」
自身初の3戦連発弾は六回に飛び出した。二死走者なし。
上原が投じたカウント2―2からの6球目を強振。打球は左翼席で
弾んだ。今季18号。55試合を残して昨季マークしたシーズン自己
最多本塁打に並んだ。球宴では豪快な一発で全国に
”カープの新井”の名をアピールした。余韻に浸り過ぎ、
バットを振り回す姿が目立った。「後半始まってメチャ振り
しすぎてました。来たボールを見て打つ、基本にかえりました」。
1日のヤクルト戦(神宮)で放った28日ぶりのアーチをきっかけに
再加速した。夏休みの週末。大勢のちびっ子たちが球場に
足を運んだ。「自分の一番の魅力は遠くに飛ばすこと。
それを子供たちに見せたい」と常々、語る男が敗戦の中で
スタンドを沸かせた。先発・長谷川が4回7失点炎上。
序盤大量失点を必死に追いかけた。ベテラン前田が四、九回に
ソロ2発を放つなど、計3打点。最大6点差を2点差まで詰めた。
赤ヘルナインは勝利への執着心を捨てなかった。
「今日は終わったんで、明日、何とか頑張りたい。明日…」。
新井は気持ちを切り替えた。読売とは今季最大ゲーム差「12」。
4日の試合で負ければ、自力Vは消滅してしまう。
もう敗戦は許されない。

 先発・長谷川の降板後のコメント
「自分のピッチングができなかった。軸にする球、ストレートにせよ、
あるいはカーブにせよ、全部が悪かったです。結果として
つかまってしまいました。読売戦ということなんで頑張りたいと
思っていたんですが、申し訳無いです。」


猛追及ばず、長谷川炎上7失点
▽勝 上原18試合13勝3敗
▽S 河原35試合3勝2敗21S
▽敗 長谷川18試合8勝5敗
▽本塁打 松井28号1(長谷川)江藤12号1(長谷川)
清水10号2(長谷川)前田11号1(上原)12号1(河原)
新井18号1(上原)

広島は序盤に大量失点を許して読売に敗れ、借金生活に戻った。
先発長谷川は直球、カーブの制球に苦しんだ。一回、暴投で先制点を
与えると、二回までに松井、江藤のソロなどで3失点。四回には4連打と
清水の2ランで4点を奪われてKOされた。打線は、読売と同じ14安打で
追い上げた。六回は新井のソロ、七回は前田の適時二塁打などで
3点差に迫った。さらに二死二、三塁としたが、代打ロペスが三邪飛。
八回一死一、三塁も緒方、キムタクが連続三振に倒れた。九回、前田が
この日2本目のソロを放つが反撃はここまで。3三振で無安打に終わった
金本の不振が痛かった。

読売に力んだ長谷川・金本
観衆が3万2千人の超満員とくれば、年に何度かのお祭りみたいな
ものだろう。こんなハレの日にふさわしいのは、やはり投手戦より
こんな打撃戦。ファンの多くは、そのやりとりを楽しめたはずだ。しかし、
最後に敗戦という現実を突きつけられると、お祭りの後に漂うような
むなしさも、一段と感じるのである。確かに今の読売は、お祭りに招く
相手にふさわしい。特に打線。その勢いを封じるには、中日の川上を
借りてくるか、高橋建を連投させるしか手がないと思えるほどである。
要するに、投手の調子が普通では抑えるのは無理。なのに長谷川の
それが並以下とあれば、やむなしのKOだったか。長谷川としても、
この日はハレの日という意識が強すぎたのかもしれない。
その証拠として示すのが2暴投。これは肩に力が入りすぎたことを
意味していないか。気持ちは分かるが、こんな特別な日だからこそ、
鼻歌でも口にしてビシッといってほしかった。これは金本にしても同じ。
ヤクルト戦では好調と見たのに、この読売戦を迎えると、やけに硬さが
感じられるのである。これで読売とは12ゲーム差。こうなれば、
後は死んだふりして、気楽にいきましょうや。

5タコ3三振!主砲の金本が大ブレーキ
主砲が大ブレーキだ。金本が3三振を含む5打数無安打。
初回一死二、三塁では空振り三振、七回一死満塁では
二ゴロに倒れた。山本監督は「カネ(金本)がねえ…。
最初に三振してから全然、自分のスイングができてなかった。
四番が打ってくれたら違った展開になったかもしれん…」と
唇をかんだ。

浩二「(先発の長谷川について)
今日は単調すぎだ。あの打線なんだからもっと慎重に
投げないといかん。ちょっと集中力が無かったか、もともと
単調なピッチャーだが、もうちょっと意識してくれないと、いかん。
(5打数ノーヒットの金本について)
カネ(金本)がな。1打席目のフォークの空振りから自分の
バッティングが、まったくできなくなってしまった。
同じようなスイングばかりで、もっと切り替えていかないと
いけないのにな。
4番が打ってくれば、違う展開になっていたのに。
(もう1度、長谷川について)
やっぱりもっと慎重にいかないと、打たれるよ。」


故松田前オーナー宅を弔問
午前中、読売の原監督と土井代表が7月10日に亡くなった
広島の松田元前オーナー宅を弔問した。赤ヘル軍団の黄金時代を
築きあげた松田オーナーだが、同時にプレーヤーとしての原辰徳の
支持者でもあった。昭和55年のドラフトでは“読売志望”を
伝えられながら、1位で強行指名。当時は逆指名はなく、
希望球団がクジを引くシステムだったが、読売、大洋(横浜)、
日本ハム、広島が競合の末、読売・藤田監督が引き当てた。
「野球界に貢献した方ですし、球界の先輩としてどうしても
行っておきたかったんです」と原監督。

「逆転Vあきらめてない」満員ファンから一言
今季4度目の大入り!赤ヘルファンも逆転Vを信じてる―。
3日、今季、広島市民球場で4度目の大入り満員。
3万2000人の観客が観戦に訪れた。夏休みの土曜日、
読売戦ということもあって、午後4時20分の開門と同時に、
われ先にと席取りを行う人々が球場へなだれ込んだ。
試合前からファンは気合十分だ。
「絶対優勝できる。カープが勝つところを見たい。」
「ファンは諦めていない。選手も頑張ってほしい。」
「新井のドデカイ一発が見たいもんじゃ。景気をつけてほしい。」
「暑い中、本当に選手は頑張っている。もうひと踏ん張り。」
連日35度近い猛暑の中、額に汗を流しながら応援する
ファンの姿は、選手にとって何よりの活力となる。
Bw(北神戸)
18:00
3-2
○スタニファー

朝山8号
4 G 広島
18:20
12-3

C
佐々岡
(大竹)
3 0 1 1 2 1 1 0 0 9
G 1 0 0 0 2 0 0 0 0 3
C 0 4 0 2 0 3 0 3 x 12
0 4 1 2 0 3 2 5 17

○佐々岡6回101球3失点
 玉木 1回11球0失点
 幹英 1回15球0失点
 シュールストロム2/3回17球0失点
 広池 1/3回3球0失点

(8) 緒方 5 1 0 0 .301
(6) 東出 5 1 2 0 .236
(4) エディ 5 2 2 0 .296
(7) 金本 5 1 0 0 .282
(9) 前田 4 3 0 0 .298
R9 廣瀬 1 0 0 0 .313
(3) 浅井 2 1 0 0 .322
H5 キムタク 3 1 1 0 .248
(5) 新井 3 3 1 0 .288
(2) 西山 5 3 6 0 .196
(1) 佐々岡 2 1 0 0 .107
H ロペス 0 0 0 0 .238
R 岡上 0 0 0 0 .333
1 玉木 0 0 0 0 -
H マッチー 1 0 0 0 .120
1 幹英 0 0 0 0 .000
1 シュールストロム 0 0 0 0 -
1 広池 0 0 0 0 .000
●真田 4回72球6失点
 河本 2回43球3失点
 前田 1回15球0失点
 武田 2/3回25球3失点
 條辺 1/3回2球0失点

(7) 清水 5 2 1 0
(6) 川中 4 2 0 1
H 二岡 1 0 0 0
(2) 阿部 3 1 0 0
2 村田 2 0 0 0
(8) 松井 4 3 1 0
(3) 斉藤 4 0 1 0
(5) 江藤 3 0 0 0
(9) 後藤 4 1 0 0
(4) 元木 4 0 0 0
4 永池 0 0 0 0
(1) 真田 2 0 0 0
1 河本 1 0 0 0
1 前田 0 0 0 0
H 高野 1 0 0 0
1 武田 0 0 0 0
1 條辺 0 0 0 0
 西山2アーチ6打点のヒーローインタビュー
「(2回の逆転満塁ホームランは?)
入らんと思ったんで、必死に走ったんですけど。
(満塁ホームランをきっかけに打線の火をつけたことについて)
勝てて良かったです。
(2打席連続のホームランについて)
エンドランのサインが出てたんですけど、思いっきり叩こうと思ったら、
ちょうど芯に当たって上に上がったんで、まあ、入って良かったです。
(絶好調じゃないですか!?)
まあ、なんとか打てるように練習をしていますから、たまには
当たることもあると思いますよ。
(リード面でも久しぶりの佐々岡投手の勝ちについて)
なんとか極力、長いのんだけ避けていこうと思っていたんですけど、
まあ、なんとか辛抱強く投げれたんですね。
(チーム全体にとっても大事な試合だったですが)
今日負けたらどうしようもなかったですから、今日勝てて良かったです。
(ファンに一言)
一戦一戦、全力で頑張っていきます!」
先制逆転満塁アーチの際のコメント
「打ったのはインサイドのスライダー。満塁だったので、とにかく
バットにあてようと思いました。満塁ホームランは読売戦なので
なお、うれしいです。ホームランは、ついこの間、打ったので
まさかと思いました。」
2打席連続アーチの際のコメント
「エンドランがかかっていたので叩こうと思ってたら芯に当たった。
背番号18の佐々岡とは長い間バッテリーを組んでいるが
今日は読売戦、いいピッチングをしているので、気持ちで打った。
つまりヒットになればいいと思って打った。」

 気分そう快な「西山祭り」
これは西山の、西山による、西山のための試合であろう。投手を操る
いつもの黒子役に加え、この日は打撃でも主役を張り、勝負を決めた
六回には進行役も務めた。西山にとって、何年かに一度のお祭り。
おかげでこの2日間、たまりにたまったうっ憤が晴れた。こんな西山の
活躍を表すものとしては、「花」という言葉がある。
能楽の世阿弥によると、「花」とは「珍しきもの」。とすれば、
本日の西山は文字通り、花のある役者でなかったか。第1打席の
満塁本塁打だけでも、あまりの珍しさにびっくりするのに、
2打席目も2ランとなると、どう言って驚けばいいのか。
ひたすら「うれしい」と書くしかないのである。先日のヤクルト戦で
聞いた話では、西山が本塁打を放つと、ベンチには爆笑が
起こるらしい。30日の本塁打の際には、あまりの爆笑に
ベンチ裏にいた金本は、「何が起きたのか」と飛び出したという。
この話からすれば、西山が打てば、ベンチも盛り上がって、
好打を誘発するのだろう。いくら点を奪っても、この勝利が1勝しか
刻めないのが惜しい。しかし、西山のバットによって、金本ら
不振組も乗せられてきたと思えば、2勝分ぐらいの価値はある。

 「まだ若いもんには負けられん」
西山はこの一心で打席に立った。二回一死満塁。真田の
真ん中に入ったスライダーをとらえ、打球はライナーで左翼席へ。
5年ぶりの満塁弾の瞬間、思わずダッシュした。
「入らないと思って」。次の塁を奪う闘志すらみせた。続く四回にも
左中間へ2ラン。9年ぶりの1試合2発で、ベテランの存在を
アピールした。自らもチームも後がない状況に追い込まれていた。
10年間守った正捕手の座を明け渡した今季。この日、負ければ、
チームの自力優勝は消滅する。「若い木村一喜がおる。
(チームには)ええこと」。いつもの穏やか口調とは裏腹に、
走り込みの量を増やすなど、顔付きは危機感に満ちていた。
後半戦に入り、ベテランの味を醸し出し始めた。
5試合に先発出場し、3勝1敗1分け。「調子のいい方が出て
チームが勝てばいい。優勝をあきらめてはいない」。
詰め掛けた2万8000人の観客は、戦う姿勢を前面に
押し出した背番号「32」の雄姿に酔いしれた。

広島、自力V残った!西山が逆転満塁弾
ベテランの力がカープを救った。1点を追う二回一死満塁。
西山が、自身プロ入り2度目の逆転満塁弾を左翼席に叩き込んだ。
さらに四回無死一塁から左越え2ラン。雄姿に刺激され打線も
先発全員、今季最多の17安打で12点ゲットだ。守っては
先発・佐々岡をリードし38日ぶりの5勝目をもたらした。
負ければ自力Vが消滅していた試合。35歳の活躍が
逆転Vへの炎をつないだ。西山「勝っててよかった」!
35歳のヒーローがお立ち台で顔を赤らめた。「今日負けたら
どうしようもなかった。勝ててよかった。よかったです」
1点を追う二回一死満塁、カウント2―1から真田の投じた
5球目のスライダーを西山は見逃さなかった。1997年
4月20日の中日戦(広島)以来の2号満塁弾。負ければ自力Vが
消滅する危機を救う逆転弾が、左翼席最前列にライナーで
飛び込んだ。今季は若手・木村一喜の台頭で出番が著しく減った。
「あいつはよく打つからしようがない。自分が打たないのが
悪いんだから」。この日までの打率は・172。昨季、120試合に
出場した男が、主に佐々岡が登板する時の専属捕手に
甘んじていた。「キレずに走り込んできました。こういうふうに
結果が出たのは嬉しいね」。出場機会がない日もアメリカンノックを
繰り返し行った。遠征先でも手を緩めることなく自分を
いじめることで、力を蓄えてきた。四回にも、2打席連続となる
左越え3号2ランだ。1993年8月28日の読売戦(東京ドーム)
以来9年ぶりの1試合2発。六回には右前打を放ち、今季初の
猛打ショーのおまけもついた。打線もベテランに刺激され、
先発全員、今季最多の17安打、12得点で巨投を粉砕した。
「ゲームに出てない時も走りこんでたからね。でもびっくりした。
1人で6打点やから」。ベテランのハッスルに、山本監督も
目じりを緩めた。「ゲーム差はあるが、まだまだ全然チャンスがある。
崖っぷちで勝てたから、次の試合も頑張る。もう1試合も
落とせない」。35歳のひと言ひと言が逆転Vの可能性を予感させる。

広島が借金返済!西山が満塁弾&3号2ランの大暴れ
西山が2本塁打の大暴れ。二回、左翼席に平成9年4月以来となる
通算2本目の満塁本塁打を放つと、四回にも2打席連続の3号2ラン。
9年ぶりの1試合2本塁打を放った。「読売戦だから、なおうれしい。
佐々岡とは、いつもコンビを組んでいるので、何とか
援護したかった」。上機嫌だった。

 佐々岡、前オーナーに捧げる1勝
佐々岡が38日ぶりの5勝目を挙げた。後半戦は発熱による
体調不良で出遅れ、この日が2試合目の登板。
「調子はあまりよくなかったが、力まず低めに投げることを心掛けた」。
7月10日に死去した松田耕平前オーナーの遺影がネット裏の
オーナー室に掲げられていて「マウンドから遺影を見ながら
1球1球投げた。見守っていただいた」と感慨深げだった。


 東出、5月後半の横浜戦ぶりのタイムリー
「内角を待っていたら、外に直球が来たので反応した。
久しぶりのタイムリーだったので、とにかくこういうのを大事にして
これから臨んでいきたいです。」

西山2発 12得点で佐々岡5勝目
▽勝 佐々岡16試合5勝6敗
▽敗 真田4試合1勝2敗
▽本塁打 西山2号4(真田)3号2(真田)清水11号1(佐々岡)

広島は西山の2発などで効果的に得点を重ね、今季最多、先発全員
17安打で読売に快勝。勝率を5割に戻した。1点を追う二回一死満塁、
西山の左越えアーチで逆転。西山は四回にも左越えに2ランを放ち
リードを広げた。六回には二死満塁から東出、エディの連続適時打で
3点を加え、勝負を決めた。先発佐々岡は一回に3連打で先制を
許しながらも、粘りの投球で6回を3失点でしのぎ5勝目。
玉木、幹英、シュールストロム、広池がつないで読売の反撃をかわした。

 シュールストロムが右肩違和感で途中降板
シュールストロムが、九回二死、右肩違和感で途中降板した。
5日以降の出場に関しては状態をみて決める。

浩二「(まあ珍しいこともあるんですね?)
そりゃ西山に失礼じゃろ。
(西山の2打席連続本塁打を含む3安打、
6打点の大爆発ににっこり
盆と正月が一緒に来たみたい。とまでは言わないが、
この前もホームランを打ってるしね。
(ヒーローインタビューのテレビ画面を見て)あの笑顔を
見てやってくれ。試合に出なくても、ランニングを続けていたからな。
(この日、負ければ自力優勝が消滅。
今季、最多の17安打で快勝し、ほっと一息
西山だよ。1人で6点だから。六回の3点も大きかった。
(2点適時打の)東出はよく打った。
(5勝目を挙げた先発佐々岡にうなずく
一回に先制点を許したが、低めによく投げていた。」

 長谷川、初の2ケタ勝利へ"リベンG"だ!
9日から3連戦に照準!G戦での借りはG戦で返す―。
若きエース右腕・長谷川が次回登板に闘志を燃やしている。
「見たままじゃないですか。申し訳ないです…」
3日の読売戦(広島)では4回9安打7失点。自己最多失点で
マウンドを下りた。松井、江藤、清水に3発のアーチを食らい
重量打線の前に沈んだ。山本監督からも「単調すぎる」と
カミナリが落ちた。「ゲームを作る投球を心がけていきたい」と
何度も口にしていただけに、5回をもたず先発投手としての
役割を果たせなかったことに、いら立ちを隠せなかった。
ここまで18試合に登板し8勝5敗。昨季マークした9勝に
あと1勝と迫っている。次回登板は9日から始まる読売3連戦
(東京ドーム)が予想される。自己タイの9勝へ向け、自己新の
2ケタ勝利に向け、同じ相手になめられてばかりではいられない。
Bw(北神戸)
18:00
5-2
○ベルトラン
5 C ↓ シュールトロム(右肩負傷)

 シュールストロム、登録抹消
シュールストロムが5日、右肩痛で出場選手登録を外れた。
同投手は4日の読売戦の9回に登板し、右肩の違和感を訴えて
降板した。肩に脱力感があるが、病院へは行かずに様子を見る。


 好調な後半戦、15試合で1位
広島投手陣が好調だ。前半戦は4・61とリーグ最下位だった防御率が、
後半戦15試合は2・71でリーグ1位と安定。北別府コーチは
「6連戦が続く中、先発陣が調子を上げ、顔ぶれがそろったのが大きい」
と手応えを感じている。後半戦から合流した河内が期待以上の活躍。
3試合に登板し、計 18回3分の1で5失点。援護に恵まれず、
勝ち星は一つだが、しっかりと試合をつくっている。鶴田も復活。
4連敗と不調だったが、ここ2試合は計11回3分の1で1点に抑えている。
前半で7勝ずつの高橋建と長谷川は好調を維持。復調した佐々岡と
黒田も安定した投球が続く。北別府コーチは「夏場を見越して6月に
走り込みを増やした成果が出てきた。投球に粘りがあり、大崩れがない」
と分析。救援陣への負担も減り、好継投を生んでいる。
投手陣の踏ん張りにもかかわらず、後半戦は6勝8敗3分け。
チーム打率2割4分5厘(リーグ5位)の低調な打線が原因だが、
やっと上向く兆しをみせてきた。「あとは金本が安定してくれば」と
松原コーチ。投手陣に引っ張られて打線が爆発すれば、
読売の背中も見えてくる。

広島 奇跡Vへ夢つなぐ
春先、1勝6敗と大苦戦した阪神戦だが、徐々に巻き返して7勝8敗まで
対戦成績を戻した。しかも相手は主力に故障者続出。3タテあるのみだ。
自力V消滅の危機を踏ん張った今、奇跡の逆転優勝へ夢をつなぐために
一つも落とせない。勝算はある。故障でリタイアしたアリアスの不在だ。
対戦打率こそ2割6分台だが、15戦で8発を食らった天敵が消えた。
藪もいない。井川もローテーションがずれており、カープの優勢は
揺るがない。松原チーフ兼打撃コーチはほくそ笑みながら「ウチにとって
アリアスがいないのは大きい。何本打たれたか分からないしね。
投手陣は、だいぶ楽に投げられるでしょ。不振の片岡も今の調子なら
スタメンで出てくれる方がありがたいくらいだよ」と舌なめずりだ。
黒田がトラ狩りの先陣を切る。現在6勝と出遅れた若きエースは
初戦の重要性を十分に認識している。「とにかく6連戦の初戦が大事。
自分がいい投球で最後まで投げてチームに勢いを付けたい。
目の前の試合を一つずつ勝っていけば、まだまだ上へ行けますから」と
力を込めた。阪神打線については「アリアスがいなくても、ほかにも
いい打者がいるから気を抜かずに」と慎重な言い回しにとどめたが、
自信はある。4日の読売戦で大活躍の西山、佐々岡をはじめ、
ペナントをあきらめてしまった選手は1人もいない。
黒田が一丸ムードに拍車をかけ、奇跡へまっしぐらだ。

 黒田虎狩り先陣
6日の阪神戦に先発予定の黒田が「自分が最後まで投げ切って
チーム全体に勢いを付けたい。一つずつ勝っていけば、まだまだ
上にいける」とキッパリ。自力V消滅寸前の危機的状況は変わらないが、
まず阪神3タテを呼び込む快投を披露するつもりだ。

黒田、チーム再加速の火付け役に
「1戦1戦大切にしたい」!6日の阪神戦(倉敷マスカットスタジアム)
での先発投手が予想される黒田が5日、「勝って勢いをつけたい」
チームを再加速させることを誓った。この日は広島市民球場で
鶴田、河内と軽めの練習で最終調整。「投げる試合にチームが
勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。アリアス、桧山らが
故障のため不在となっている阪神打線にも「みんないい打者。
食らいついてきますから」と警戒を緩めていない。3位・阪神との
3連戦の後には再び読売との3連戦(東京ドーム)が控える。
「今週は上位との対戦が続く。チームにいいリズムを作れるような
投球をしたい」と6連戦の先陣としての重責をかみ締めた。
先週末の読売との直接対決は1勝1敗1分に終わった。かろうじて
自力Vの可能性を残してながらもゲーム差は「11」と縮まらなかった。
「一つひとつ目の前の試合を勝っていきたい。その積み重ねがあれば
上に上がっていけると思う」岡山へと向かった右腕はまだ
奇跡の逆転Vをあきらめていない。


 カープ10巡目ルーキー・天野、1軍昇格決めた
「強気の投球したい」!ドラフト10巡目ルーキー・天野が初の
1軍昇格を決めた。4日の読売戦(広島)で右肩痛を訴え、5日に
出場選手登録を抹消されたシュールストロムに代わって抜てき。
6日からの阪神戦(倉敷)のため岡山入りした。四国学院大学中に
故障した右足首の影響で今春キャンプは出遅れたものの、
5月初旬から実戦復帰。ファームでは14試合1勝、防御率1・89の
成績を残した。「驚いたけどうれしかった。チャンスですから強気の
投球をしたい」。四国6大学リーグからは初のプロ選手。
四国大学野球界の期待を背負って1軍デビューを飾る。
6 T 倉敷
18:00
1-0

C
黒田
0 0 1 1 2 1 0 1 0 6
T 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
C 0 0 0 0 1 0 0 0 x 1
1 1 0 1 1 1 1 0 6

○黒田 9回138球0失点

(8) 緒方 4 1 0 0 .301
(6) 東出 3 1 0 0 .237
(4) エディ 4 1 0 0 .296
(7) 金本 4 0 0 0 .279
(9) 前田 4 1 0 0 .298
9 廣瀬 0 0 0 0 .313
(3) 浅井 3 0 0 0 .312
(5) 新井 3 1 0 0 .288
(2) 西山 3 1 0 0 .200
(1) 黒田 2 0 0 0 .125
●藤田 4.2/3回87球1失点
 吉野 2/3回11球0失点
 伊達 2/3回5球0失点
 谷中 2回21球0失点

(4) 今岡 4 1 0 0
(8) 赤星 3 0 0 0
(7) 平下 4 2 0 0
(9) 浜中 4 0 0 0
(3) 八木 2 0 0 0
R6 田中 0 0 0 0
(6)5 関本 2 0 0 0
(5)3 片岡 3 2 0 0
R 藤本 0 0 0 0
(2) 矢野 4 1 0 0
(1) 藤田 2 0 0 0
1 吉野 0 0 0 0
1 伊達 0 0 0 0
H 広沢 1 0 0 0
1 谷中 0 0 0 0
↑ 天野(プロ初の1軍昇格)

 気迫で勝つ!熱いぜ黒田
気持ちで投げ、気合で抑え、気迫で勝つ。投球とは技術より
ハートであり、その意志を強く持ち、全精力を球に乗せて
投げ抜けるかで決まるかもしれない。酷暑の中で演じられた黒田の
完封勝利は、そんな精神論でしか語ることができない。剛速球でも
安打は打たれるものだが、ピンチになればなるほど球威は増した。
走者を背負った途端に球速表示150kにも、調子は決して快調には
見えなかった。与四球4からしても、本来の制球ではないだろう。
すごいのは気合。それもかなりの気合としか言いようがない。
マウンド上の顔を見れば一目りょう然である。黒田の体調は
完ぺきに程遠い。シーズン終盤を目前にすれば、完ぺきな選手は
皆無に等しいだろうが、彼の腰痛は完治していない。
違和感の残る現状を「今が百パーセント」と割り切って投げている。
こんな強い精神力の源は一体何なのか、分からない。夏バテ対策で
体重に気を使い、食事には細心の注意を払っている。
そこには家族を持った自覚もあるだろう。今は6月に亡くなった母の
初盆を迎えて、期するものもあるだろうか。はっきりしているのは
今夏、黒田のハートは熱く燃えている。

 直球勝負!孤高のエース
これぞエース。3万人で沸き返る倉敷スタジアムの熱気の中、
黒田が5月24日の読売戦以来の完封劇。「いっぱい、いっぱい。
気持ちだけで投げきった」。息を切らし、138球を振り返る姿が
激闘を物語っていた。負けられない試合で勝つのがエース。
読売を追撃するには、どうしても落とせない6連戦の初戦。
「何としても勝って勢いをつけたかった」。直球主体の強気の攻めで
飛ばした。先に点を与えないのがエース。三回以降、毎回走者を
許しながらも本塁は踏ませない。圧巻は1点リードで迎えた七回
一死一、二塁。「(後半戦初登板の阪神戦で逆転を許した)失敗は
繰り返せない。自分を信じて投げた」。矢野を140キロのフォークで
空振り三振。代打広沢はこの日最速の151キロを連発して
追い込み、高速フォークで遊ゴロに仕留めた。助けを借りないのが
エース。九回、連続四球でピンチを招いたが、1人で投げ抜いた。
打線の援護は1点。「いつもは助けてもらってばかり。
打てない時に勝てる投球ができてうれしい」。
その笑顔には、エースの風格が漂っていた。

黒田「トラキラー」7連勝で広島3位浮上
完封ショー138球!エースが魅せた。阪神戦(倉敷マスカット
スタジアム)に先発した黒田が今季2度目の完封で7勝目を挙げた。
熱帯夜の下でスコアは1−0。最速151キロの直球と140キロ台の
高速フォークを武器に、過酷な9イニングを投げ切った。
力投の右腕がチームをAクラスに押し上げた。
「暑い中でよう投げた」黒田讃える山本監督!
今季2度目、最高気温は36度。うだるような熱帯夜の中、
張り詰める緊張感に耐えた。138球の熱投。黒田は充実感あふれる
笑顔で胸を張った。「6連戦の初戦。週末には読売戦もある。
勝ってチームに勢いを付けたかった。どうしても負けたくなかった」
相手失策でもらった最少リードを守り切った。得点圏に走者を
背負うこと4度。七回、一死一、二塁では矢野を140キロフォークで
空振り三振、代打・広沢には最速151キロの直球で攻め、最後は
141キロフォークで遊ゴロに仕留めた。昨年は6月22日から
54日間、勝てない期間があった。夏場に体重が落ちたことが
要因のひとつだった。昨オフ、雅代夫人(27)と結婚。
今季は独身時代には味わうことのなかった愛妻料理でスタミナ補充。
「今年は体重が減っていない。薬だと思って食べてます」と
照れ笑いする。6月2日に母・靖子さん(享年59歳)を肺ガンで
亡くした折には、敵将である阪神・星野監督から弔電が届いた。
「気づかってもらった。星野監督の前でいい投球をすることが
恩返しになる」。今季、完封負けのなかった阪神打線
(継投による零封負けは過去4度)を初めてシャットアウト。
感謝の思いを込めた快投でT戦は6年越しの7連勝に伸びた。
完封は今季2度目。前回、5月24日に読売を抑えたときも
スコアは1―0だった。「打線が打てないときに勝てる投球を
できてうれしい」。山本監督も「暑い中でよう投げた。精神的に
強いからこういう投球ができる」と殊勲の右腕をたたえた。
チームは阪神に入れ替わって3位に浮上した。
黒田の力投を生かすため、週末の巨人戦まで連勝で走りたい。

 黒田また完投○
5月24日の読売戦以来の完封。2試合連続の完投勝利を挙げた
黒田は「最後は気持ちで投げました」と言って汗をぬぐった。
見せ場は七回だった。1死一、二塁で矢野を140キロのフォークで
空振り三振。続く代打の広沢には150キロ台の直球で追い込み、
最後は141キロのフォークで遊ゴロに仕留めた。猛暑の中、
前回の完封に続いて1点を守った。138球を投げ抜いた右腕は
「いつも助けてもらっているから打線が点を取れないときに
勝ててよかった」と満足感を漂わせた。


 決勝打エディ「ラッキーだ」
助っ人のバットが幸運を呼んだ。五回二死一、三塁。
藤田の初球を叩いたエディの三ゴロが、片岡の失策を誘い
決勝点となった。「高めのチェンジアップが来たので、とりあえず
バットを振った。まさかあれが決勝点になるとは思っていなかった。
ラッキーだよ」。”殊勲の一打”を放った男は声を弾ませた。

黒田完封 3位トラえた
▽勝 黒田13試合7勝5敗
▽敗 藤田4試合1敗

広島は、黒田が今季2度目の完封勝ち。1点差を守り切りって
貯金を1とし、阪神を抜いて3位に浮上した。黒田は三回以降、
毎回走者を出す苦しい内容。三回一死二塁と五回二死一、二塁で、
ともに投手の藤田に打席が回る幸運もあった。最大のピンチの
七回一死二塁では、矢野、広沢を速球勝負で打ち取った。
本塁を踏ませない粘投で対阪神戦、6年越しの7連勝。
打線は五回、西山の右前打と送りバント、四球などで二死
一、三塁とし、エディの三ゴロが敵失を誘って決勝点を挙げた。
しかし、安打は散発の6本。3度、得点圏に走者を送ったが、
つながりを欠いた。

黒田が完封で7勝目
広島の先発黒田は、150キロ前後の直球とフォークボール、
スライダーの緩急で的を絞らせなかった。6安打で7三振を奪い、
1点を守って今季2度目の完封、7勝目を挙げた。打線は五回
2死一、三塁で、エディのゴロを三塁手の片岡がはじく間に
1点を奪った。阪神は先発の藤田が五回途中まで1失点、
救援投手陣も踏ん張ったが、打線が振るわず4位に。


 試合開始前、新井のコメント
「一時期は、あまり調子が良くなかった。タイミングが遅れがちに
なっていた。そのタイミングが修正できるようになって、右方向に
打球が飛ぶようになってきた。いい兆候です。」

試合中、先発・黒田について北別府コーチのコメント
「フォークが、あんまり良くない。ストレートは走っているんだけどな。
ただ、西山のリードがうまい。スライダー、カーブをまじえながら
一本調子にならないように、投げさせている。」

試合中、先発・黒田について田淵コーチのコメント
「ストライクの球が、高めに集まってきているんじゃないかな。
フォークボールが手前でワンバウンドしているから、ランナーを
置いて投げさせないと、いけないかな。調子は、まあ、
良くも悪くもないんじゃないの。一応、今まで通りの
ピッチングじゃないの。」

試合中、阪神先発・藤田について、松原コーチのコメント
「ストレートと抜いたボールとフォークの組み立てで。きてるかな。
高低の攻めと緩急のタイミングで緩急をつけて、タイミングを
今のところ、はずされている。緩急をつけてくるカーブとか、
抜いてくる球は見せ球で、高めのフォーク、ストレートに
絞って打っていけば、大丈夫なんじゃないか。」

浩二「(1点差の九回、黒田が四球を連発しながらも
しのぎきり、ほっとした笑みを浮かべて
あの展開になったら点を取られるまで、黒田で行こうと思っていた。
(噴き出る汗をぬぐいながら
1点差はしんどかったやろうな。この暑さだからね。
精神的に強くないと、なかなかできないよ。
(1点を守りきった黒田をたたえ
腕は疲れていただろうよ。(後半は)先頭打者を
出していたからね。よう頑張った。本人に聞いてあげてくれ。
西山のリードも良かったな。」

 シュールストロム、早く帰ってこい!
4日の読売戦で右肩痛。
「調子が良かっただけに痛い」
助っ人右腕よ早く帰って来い。5日に右肩痛で出場選手登録を
抹消されたシュールストロムが6日、大野2軍練習場で
リハビリトレーニングを開始した。アクシデントは4日の読売戦
(広島)で起きた。九回二死二塁。松井へ初球を投げた時、
突然、右肩に痛みが襲った。「押さえたら痛いみたいだし、
力が入らないようだ。本人は3〜4日したらすぐに投げられると
語っているが、安静にしないと。場所は違うが、一昨年、
右肩痛の手術を行ったことも原因の一つでは」。
福永トレーナー部長は顔を曇らせる。風邪による体調不良で
開幕メンバーから漏れ、5月27日には左ヒザ手術を受けた。
試練を乗り越え、7月23日には今季初の出場選手登録。
5試合に登板し4回2/3を投げ防御率0・00と力を
発揮していただけに、首脳陣は渋い表情だ。北別府投手コーチも
「しょうがない。でも、調子が良かっただけに痛いよね」と
8月攻勢に欠かすことができない右腕のリタイアに頭を抱える。
一日でも早い復帰が待ち望まれる。
7 T 広島
18:20
2-9

C
河内
0 1 2 1 1 0 3 1 3 12
T 0 0 0 1 1 0 5 0 2 9
C 0 0 0 0 0 0 1 1 0 2
0 0 0 1 1 2 2 2 0 8

●河内 6.1/3回111球6失点
 幹英 2/3回18球1失点
 天野 1回11球0失点
 河野 1回42球2失点

(8) 緒方 4 2 0 0 .303
(6) 東出 4 2 0 0 .243
(4) エディ 4 0 0 0 .292
(7) 金本 2 1 0 1 .280
(9) 前田 4 1 1 0 .297
1 河野 0 0 0 0 -
(3) 浅井 4 0 0 0 .299
(5) 新井 4 1 0 0 .288
(2) 西山 2 0 0 0 .196
H2 木村一喜 1 1 0 0 .330
(1) 河内 2 0 0 0 .111
1 幹英 0 0 0 0 .000
H キムタク 1 0 0 0 .247
1 天野 0 0 0 0 -
9 廣瀬 1 0 0 0 .294
○川尻 7回98球1失点
 福原 2/3回15球1失点
 吉野 1/3回11球0失点
 伊達 1回9球0失点

(4) 今岡 5 3 2 0
(6) 沖原 4 1 0 0
(5) 関本 3 0 0 0
H 八木 1 0 0 0
3 片岡 0 0 0 0
(9) 浜中 4 1 4 0
(3) 広沢 3 1 1 0
R5 田中 1 1 1 0
(7) ホワイト 4 1 0 0
8 赤星 1 1 0 0
(8)7 上坂 4 1 0 0
(2) 矢野 5 2 1 0
(1) 川尻 2 0 0 0
H 平下 1 0 0 0
1 福原 0 0 0 0
1 吉野 0 0 0 0
H 藤本 1 0 0 0
1 伊達 0 0 0 0
 天野プロ初登板で、好投
“四国の星”天野、1回を2K、上々デビュー
山本監督から合格点ゲット!四国6大学リーグから初めてプロ入りした
10巡目ルーキー天野(四国学院大)が快デビューを飾った。
八回に3番手で登板。いきなり中前打されたが、最速141キロ直球で
2三振を奪うなど後続を断った。「次も強気に攻めます」。
山本監督も「短いイニングでいいものを出してくれた」と
合格点を与えた。四国六大学リーグ出身のプロ第1号!
天野が右肩故障のシュールストロムに代わって出場選手登録
されたのは6日のこと。だがその日の阪神戦(倉敷マスカット
スタジアム)は出番がなく、主にブルペンで過ごした。
初体験の1軍戦は夏休みとあって観衆3万人の大入り。
「ファーム戦と違ってお客さんが多かったです。1軍の雰囲気に
早く慣れたい」と意欲を見せた。昨年5月に骨折した右足首の
影響で今春キャンプを不参加するなど出遅れた。GW明けから
実戦復帰。「ファームで投げていくうちに自信がついてきました」。
14試合で1勝0敗0S、防御率は1・89。今年の新入団9選手の
トップを切って1軍昇格を果たした。四国六大学リーグの
関係者からは祝福の電話が相次いだ。7日の阪神戦には
母校・四国学院大の後輩がさっそく応援のために広島市民球場へ
駆けつけた。「期待を感じています。強気で攻める投球をしたい」
天野が四国大学野球界に希望の灯をともす。


 先発・河内のコメント
「今日は腕を振って投げようという意識で投げました。今日は、
なんかボールにチカラが出たような、そんな気がします。
広沢のホームランは、2−3で追い込んだ後にフォアボールでも
良いという意識はあったんだが、勝負に行って打たれてしまった、
ホームランだった。これまでは、置きに行って打たれてしまったんだけど
その違いが、今日の収穫かな。」

ホームランを打たれる前の河内について、北別府コーチのコメント
「今日は前回のようなシュート回転の球も無いし、ブルペンでの
調子も良かった。ストレート主体で、スライダーをうまく使っている。
まあ、西山のリードがいいこともあるが、中盤、なんとか、
点を取られないように。」

 カープ4位転落、河内6失点KOも収穫一敗
厚く立ちはだかる2勝目の壁。また、一発攻勢に泣いた。
自己最速タイの150キロも実らなかった。7日の阪神17回戦(広島)に
先発した河内が2本のソロアーチを浴びるなど、今季ワーストの
6回1/3 6失点で自身3連敗を喫した。これで今季は4試合で
計6発被弾。チームもわずか1日で4位に転落した。
6回まで毎回8K MAX150キロ!指揮官の言葉が重く響く。
「うーん、まだまだ…。痛みを知って成長していかないとな」。
山本監督は叱咤(しった)と期待を込めて口を開いた。
3年目左腕、河内が今季ワーストの6失点。7月18日の阪神戦
(甲子園)で今季初登板初先発を初勝利で飾って以後は3連敗。
2勝目のカベが厚く立ちはだかる。また一発攻勢に沈んだ。
0―0で迎えた四回、一死無走者、カウント2―3から146キロ
直球を、広沢に右翼席へ運ばれた。五回も一死無走者から。
今度は今岡に初球144キロ直球を同じように右翼席へ運ばれた。
ソロ2発で先手を許すと、七回には一死一塁からバントの構えを
見せる川尻に対しストレートの四球。続く今岡にまたも初球を
右中間二塁打を浴びた。111球で降板後、二番手・幹英が浜中に
満塁弾を許して試合は決した。初回には自己最速タイの
150キロを計測。直球、スライダー、チェンジアップの
コンビネーションで六回まで毎回の8奪三振。ただ、これで今季
4試合での被本塁打は計6本。1球の怖さをまた思い知らされた。
「七回の投手に出した四球が痛かった。広沢さんには置きにいって
打たれたのではなく、勝負にいって腕を振って投げた球を
打たれたので収穫かなと思います。ただ初球の入り方をもっと
慎重にしないと」。河内は悔しさの中に”半歩”の前進を見いだした。
4試合続けて先発登板するのは新人だった2000年以来。
2年前はそこで止まり、2軍落ちした。今年は次がある。
先発ローテ定着への挑戦は続く。

9失点 コイ投手陣炎上
▽勝 川尻7試合2勝2敗
▽敗 河内4試合1勝3敗
▽本塁打 広沢1号1(河内)今岡9号1(河内)浜中17号4(幹英)
前田13号1(川尻)

広島は打線が8安打しながらも、つながりを欠いて阪神に大敗。
4位に落ちた。先発河内は、最速150キロの直球とスライダーを
武器に、三回までは上々の出来だった。中盤、制球が甘くなり、
四回に広沢、五回に今岡のソロ本塁打を浴びた。七回一死
一、二塁から今岡に適時二塁打を許し、3人の走者を残して降板。
代わった幹英が浜中に満塁アーチを左翼席に運ばれ、
勝負を決められた。打線は川尻のくせ球を打ちあぐね、
六回まで4安打。七回に前田の右越えソロ、八回無死一、三塁から
エディの二ゴロ併殺の間に得点するのがやっとだった。

遅球川尻 打線イライラ
のらり、くらりと投げられ、フワフワとやってくるボールが打てない。
高性能のスピードガンが満足に測定できない川尻の投球は、
球速100キロ未満の遅球から最速でも133キロ。
打者をあざ笑うような球ばかりだが、肝心のバットのしんに
当たらないのだからどうしようもない。不快指数の募る打線である。
8日に開幕する夏の甲子園には、もっと速い球を投げる高校生が
いるだろう。彼らが夢見るプロ野球の世界で、遅球が売りになるのも
何と皮肉な話か。記者席でいらいらするのだから、ベンチは当然、
打者のいらだちも想像に難くない。エディはバットをぶん投げて
悔しがっていた。寝苦しい夜に、ますます寝つきが悪くなる。
7点差となった七回に試合は決まったが、それ以前の攻撃で
工夫はできなかったか。好き勝手に言わせてもらえば、各打者が
センターから逆方向に打てばいいだけのような気もするが…。
簡単にいかないと分かっていても、愚痴の一つも言いたくなるほど、
もったいない試合を落とした。前夜の黒田の快投をもってしても
勢いに乗れなければ、いつ連勝という大波に乗るのだろう。
勝率5割での停滞。スカッとしない夏である。

川尻について、松原コーチのコメント
「ボール球をうまく使っている。今日はインサイドは見せ球で、
ほとんどが外の球。だから、外角の意識を持ちながら、甘い球を
積極的に打ってほしい。」

浩二「(先発河内が踏ん張り切れず6失点。苦々しい顔つきで)
まだまだ若いね。痛みを知って、これから、もっと成長して
いかなくちゃいかん。まだ球を置きにいってしまっている。
(七回、2四球でピンチを広げた河内に厳しく
投手(川尻)相手に四球はいかん。3点差ならまだわからんのやから。
(打線が川尻をとらえられず、終盤の2点が精いっぱい)
もっと早い段階で打ち崩すような、そんな形でいかんと、
点は、なかなか取れんよ。スライダーでうまくかわされた。
だからこそ早い回に…
(1軍初登板の天野について)
非常にボールに伸びがあった。そういった意味では、
コントロールも良かったんで収穫かな。」


神奈川大“150キロ右腕”加藤投手獲得へ
今秋ドラフト、自由獲得枠で!広島が今秋、自由獲得枠で
神奈川大の150キロ右腕・加藤大輔投手の獲得を
目指していることが7日までに分かった。加藤は第1回
世界大学野球選手権(イタリア)の日本代表に選ばれ、
第1戦(3日)のフランス戦で、2回で6三振を奪う快投を演じた。
既に獲得意思を明らかにしている亜大の150キロ右腕・
永川勝浩投手との両獲りで、先発投手の駒不足を一気に補う構えだ。
8 T 広島
18:20
4-7

C
鶴田
3 4 1 2 0 0 0 0 0 10
T 2 3 2 0 0 0 0 0 0 7
C 1 0 0 2 0 0 1 0 0 4
2 1 2 3 0 2 1 0 0 11

●鶴田 2回44球5失点
 広池 2回33球2失点
 天野 2回19球0失点
 幹英 2回18球0失点
 玉木 1回9球0失点

(8) 緒方 4 3 1 0 .310
(6) 東出 3 1 0 0 .244
(4) エディ 4 0 0 0 .288
(7) 金本 4 1 1 0 .280
(3) ロペス 4 2 0 0 .243
(9) 前田 4 1 0 0 .296
(5) 新井 4 1 2 0 .287
1 玉木 0 0 0 0 -
(2) 西山 2 2 0 0 .212
1 天野 0 0 0 0 -
H 浅井 1 0 0 0 .296
1 幹英 0 0 0 0