












はらだ鍼灸整骨院
| 著書の紹介 |

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東洋医学ってなに?
〜中医学による頭痛治療 序章より抜粋〜
中医学(ちゅういがく)はどのような医学でしょうか
中医学は中国の伝統医学であり、悠久の歴史を持っています。また中国伝統文化を構成する大事な一要素でもあります。中医学は独特な理論と治療方法を持ち、現在では中華民族のみならず日本をふくめた世界の人々の健康に対し多くの貢献を果たしております。中医学は早くから日本へ伝わり、日本独自の特徴と結合、発展し、鍼灸および漢方医学の基礎となっています。
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中医学の特徴
中医学の特徴には次の二つがあります。
一つは<整体観念>です。
中医学の視点からいえば人体は一つの整体です。人体の各部分の組織は互いに連絡しています。
分解することができない人体の生理機能は、互いに関連し、互いに協力しあい、病気になったら互いに影響を及ぼします。すなわち、人体は小宇宙といえます。また、自然界は大宇宙です。
人体という小宇宙は大自然という大宇宙のなかで、生かされ生活しています。大宇宙の変化は小宇宙に影響します。小宇宙は長い時間をかけて、自然界にだんだんと適応してきました。これを天人(てんじん)相応(そうおう)、天人(てんじん)合一(ごういつ)といい、人体と自然界は一つの整体であるということです。
これは病気の診断と治療に対して重要な意味を持っています。
もう一つの特徴は、<弁証論治>です。
弁は弁別の、証は証候の意味でで、論治は治療を意味します。
弁証論治とは患者の具体的な証候に基づいて、それぞれ個々に最も適応した治療措置を施すことです。すなわち個々の状態に合わせたオーダーメイドの治療です。治療方法は天然の生薬と鍼灸を使った治療になります。
証候に合わせて治療を行うので、症状や疾病の改善だけでなく、体質の根本的な改善を図ることができ副作用が少ないことが大きな特徴です。
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中医学の国際学会
中医学は、TCM(ティーシーエム)(Traditional(トラディッショナル) Chinese(チャイニーズ) Medicine(メディスン))として、世界の病院、医療の現場で用いられています。二年に一度中国(ちゅうごく)・天津(てんしん)にて中医(ちゅうい)学の国際(こくさい)学会(がっかい)が開かれ、世界中から多くの医師や医療従事者が参加しています。
前回は2001年10月19日~10月23日まで、中国の天津(てんしん)市(し)で第三回中医学(ちゅういがく)学術(がくじゅつ)国際(こくさい)交流(こうりゅう)会議(かいぎ)が、世界40カ国、300名以上の方々の参加のもとに盛大な会となりました
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第三回世界中医学大会の筆者(向かって右;郭 義 左;原田浩一)
天津水城公園にて
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中国では、国家資格を持つ医師が鍼灸や中薬の処方に当たります。また米国では、鍼灸大学を出た鍼灸医師が治療にあたり鍼灸、および漢方薬の処方がなされております。また米国では大学院を設けて中国より多くの人材を招聘(しょうへい)して、中国の伝統医学である中医学を学び、東洋医学として急速に発展しています。
中医学の診察は、四千年の歴史の中で発展した医学体系である中医基礎理論(ちゅういきそりろん)によって行われることは、本文で述べているとおりですが、実際の治療は主に外治(がいち)である針灸治療と、内治(ないち)である湯(とう)液(えき)治療(ちりょう)によって行います。
湯(とう)液(えき)治療(ちりょう)は、日本でも一般に認識されている漢方薬により行います。
しかし、中国の病院で取り扱っている疾患名、治療件数、鍼灸の治療範囲、生薬の種類はどれも現在の日本とは比べ物にならないほど多く、対象疾患は、ほとんど全科にわたっています。
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天津中医学院
中国伝統医学国際学院
ここでは、大学院を設け中医師になるための教育が中心に行われています。
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天津市内には1600床の中医学の近代的病院があり、少し離れて同じく1600床の西洋医学の病院が建っています。
中医学の1600床の病院では中医学(ちゅういがく)の証(しょう)立(だ)てにより、鍼灸・中薬による治療が行われていました。そこでは、東西両医学が尊重され、全体的、総合的な医学が行われています。
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中医学を家庭の医学に
中医学(ちゅういがく)は全世界の共通財産であり、米国やヨーロッパ各国はもとより、世界中でT(ティー).C(シー).M(エム).(Traditional(トラディショナル) Chinese(チャイニーズ) Medicine(メディスン))として取り入れられ発展を続けています。
しかし、日本の東洋医学に対する認識は長い間、表面的部分的認識にとどまり、世界の東洋医学のレベルから大きくかけ離れてきてしまいました。
今こそ世界に目を開き、東洋医学の原典であるこの中医学を学ぶことにより、人材を育成し、本格的治療が受けられるようにすることは日本の医学の発展につながるばかりか、将来の私たちのかけがえのない財産となるでしょう。
本書は前著『中医学による花粉症治療』に続くものです。
シリーズをとおして一貫して世界の共通認識である東洋医学、すなわち中医学理論による診察、診断、治療というものをご紹介したいと考えております。
日本中に普及して、現代医学が現在家庭の医学として認識されているように、中医学も家庭の医学として用いられることを心から願っております。
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