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サンバとは何か その1バテリア

ひとくちでブラジル音楽について語ることは不可能。サンバもまたしかりなのですが、やはりリオのカーニバルが最も有名でしょうか。

なのでサンバ エンヘードについてちょびっとだけ

写真はSAMBAS DE ENREDO 2002 RIO DE JANEIRO

'02.07.19 UP


サンバという音楽には実にいろいろな種類があります。なかでも代表的なのがサンバ エンヘードと呼ばれるものです。エンヘード(enredo)は筋、仕組みという意味ですが、テーマといえばわかりやすいでしょう。リオやサンパウロで行われるカーニバルでは、テーマを毎年決めて各エスコーラごとの曲を演奏するわけです。日本にも多くのサンバチームがあり、毎年浅草サンバカーニバルでパレードを繰り広げますが、このエスコーラ形式のサンバパレードで演奏される音楽を練習しているところが多いようです。

以下ポイントをまとめてみると、

サンバはエスコーラ(escola=学校)と呼ばれる、地域のサンバグループによって行われます。エスコーラの代表どころがマンゲイラやインペラトリス(リオ)、ヴァイヴァイやガヴィオン(サンパウロ)など。ちなみにガヴィオンはw杯の応援で日本会場に来ていました。

エスコーラの要はバテリア(bateria)と呼ばれる打楽器隊による演奏。リオのカーニバルのAグループではバテリアの人員が300人以上でなければ減点対象になります。サンバエンヘードとイコールで結ばれるのがこのバテリアといっても過言ではないでしょう。

バテリアの基本的な構成ですが、スルド (バスドラ)、カイシャ(スネアドラム)、タンボリン(高音)、ヘピーキ(スタートや終了を叩くなど)の4つをベースに、ヘコヘコ、ガンザ、クイーカ、アゴゴ、パンデイロといった楽器が入ります。それにカバキーニョ(唯一の弦楽器)とプシャドール(歌い手)。エンヘードは1曲4〜5分なのですが、これを延々と(リオでは80分という規定あり)繰り返します。


リオやサンパウロでは、ひとつのエスコーラで4000を超える人数が会場を通ります。バテリアは、それに含め会場に集まっている何万という観衆を踊らせる役割を担っている。有名エスコーラのバテリアの練習では、ひとつ音を外しただけでも、凄い剣幕で怒られるとか。一年間練習(実質は半年のよう)して、本番はたったの80分。ですからエスコーラのバテリアには誰でも入れるわけではなく、試験のようなものがあるそうです。

各エスコーラのエンヘード集は地域毎(流通しているのはリオ、サンパウロ)に、毎年12月ごろブラジルで発売されます。

優勝を争うコンテストに参加できるのはAグループ(=GRUPO ESPECIAL)14チームのエスコーラのみ。下位2チームは自動的に降格となり、翌年のBグループで2位以内に入らないと昇格できないのです。2002年の優勝はリオでマンゲイラ、サンパウロではガヴィオンでした。


露出度の高いお姉さんたちが踊るのがカーニバルのサンバ、というのは間違ってはいないのですが、それはひとつの側面です。カーニバルのサンバは総合芸術といってもよいのですが、個人的にはやはりバテリア!

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