1.発見の経過

平成6年7月22日(金)午後
 会社でいつもの通りトイレへ行ったとき血尿がありその後 尿が出なくなる。左側の膀胱(ぼうこう)から腎臓(じんぞう)にかけ少し痛みがあり 腎臓結石のようである。帰社後 M病院へ行き結石を溶かす薬にて処置するが尿が出ない。

7月23日(土)
水分を多く取るようにするが尿が出ない。10時ごろM病院へ行きエコー(超音波検査)で腎臓等腹部の確認をすると、左側の膀胱から腎臓に結石がある事がわかる。また 右側の腎臓が腫れているのでCT(断層写真)を早く撮る方が良いとの事であるが予約が多くてすぐ撮れない。点滴を行い尿が出るように促進するが尿が出ない。

7月24日(日)
水分を多く取るようにするが尿が出ない。少し深刻になる。午後6時頃 M病院へ行き検査を行い入院する事となる。エコー(超音波検査)で腎臓等腹部を確認するが3日も尿が出ていないのに膀胱(ぼうこう)にも腎臓(じんぞう)にもほとんど尿が溜まっていない急性腎不全のように思われる。また CTを撮ると右側の腎臓部に握り拳程度の腫瘍があることがわかる。腫瘍が何であるか細かく調べる必要ある。点滴を行い尿が出るように促進する。まだ 尿が出ない。検査している医師が、腫瘍が余りに大きく驚いているようで何か態度が変だ。こちらの方が心配でならない。

7月25日(月)
10時30分頃尿が結石3個と共に出た。午後 人工透析の手術の準備を病院側では進めていたが 手術の直前で解除となりホットした。ただし 問題なのは右側の腎臓である。なぜかと言えば左は結石があり尿が出なかったが、右側は働いていないと言うことだ。この原因調査が重要になってくる。医者の心配顔が気にかかって仕方がない。当面 腎臓機能回復の為点滴を行う。

7月30日から3日間
 CT(断層写真) MRI(断層写真) 腎臓の血管撮影腫瘍部のサンプル接種等を行った。その結果 右側の腎臓は腫瘍に押されるかたちで機能を果たしていない。腫瘍はリンパ腫であることが判る。腎臓は2個あるので1個でも良いと言うことだ。腫瘍は外科的な手術では動脈の回りを取り巻く様になっているので除けない。よって 内科的治療(科学治療)となる。長引く様である。また 内科治療をやる事に成れば白血球が少なくなり肺炎等の病気にかかり易くなるので、無菌室のある専門医にかかることが必要でM病院では無菌室がないので治療が出来ないとの事である。検査検査の連続で嫌になってしまう。

8月4日(木)
部分麻酔を行ないリンパ腫の物質を注射器で抜き取った。部分麻酔なので手術の時 医者の話している内容が聞こえるので、患者の不安になるような事は話して欲しくない。また 全裸で手術台に乗る時の恥ずかしさが嫌である。

8月24日(水)
M病院(笠松町)より紹介されたT病院(尾西市)へ入院する。


8月29日(月)
リンパ腫のサンプル採りのための外科手術を行う。右腹部約20p切り角膜を開き腎臓近くにあるリンパ腫を小指の先程度採取したような話である。ただ 手術前に腹部、下腹部等の除毛を行う必要が有り若い看護婦にパンツを脱いでと言われ 恥かしくもじもじする、やだなあ、こんな事考えるのは変かなあ

9月6日(火)
腹部手術部の抜糸完了。手術の跡はボンレスハムのように糸で縛ってあり、あとはホチキスのような物で止めてある。それを2日に分けて取ったが以外に簡単にとれて痛みもなかった。
抗ガン剤を使用すると髪の毛が全部抜けるとの事なので近くの理髪店へ行き高校以来20数年ぶりに丸坊主になる。本当に人相が変わりビックリする。妻が毎日洗濯物をもって会いに来てくれているが頭を見てビックリした。これからどんな事になるだろうか心配する。

9月7日(水)
検査結果が出たので家族の人と一緒に先生の話を聞かれますかと看護婦が言って来たが、妻といっしょに聞いてガックリし、家に帰る時に事故でも起こされたら嫌だと思い、自分一人で先生の話を聞く事にした。リンパ腫の物質が判った。リンパ腫の中でも悪性でその中の中程度だそうだ。完全のガンの告知を受けた。治るかどうかの確立は70〜80%だそうだが、99%治ると言われても残りの1%が自分だったらどうかと悪い方に考えるものだが、なるようにしかならないと思っていたので自分のことより妻にどう話しをしたら良いかと考えたがガンである事と治ると医者が言っている事を話した。妻もあきらめているようだ。
抗がん剤を使用し内科治療を行い腫瘍が小さくなったら放射線治療を行うことになるとの事である。



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