6.再入院

平成8年3月11日(月)T病院へ入院する。
X線、血液、心電図、肺活量、血液検査を行う。治療をすると血液中の血小板が少なくなるので輸血する必要がある。親戚、友人で5〜6人探せないかとのことである。

再入院して
平成7年9月22日にCTを撮った時は何もなかったが 平成8年2月10日にCTを撮った時再発の可能性が大きいことが判り、それから検査をやり再発を確認する。
一年前退院したら何をやろうかと考え まず 会社の仕事と農業はやらざるをえない。次に当家の古文書の確認と系図を作成する。それ以外は趣味でビデオにタイトルや音楽を入れて編集し保存版を作成する。のんびりする為に魚釣りなどと思っていたが、この一年何をやってきたかを考えると仕事だけしか思い当たらない。JW30タイヤローラのモデルチェンジ、JV25系のモデルチェンジ、ハンドガイドローラの定時設計変更、JV40系のモデルチェンジ(継続中)、HF58のモデルチェンジ(継続中)などをやった。そして 売り上げが伸び出した矢先であった。まだまだ 自分で仕事の事しか考えられない自分に腹が立つ。

3月12日(火)
エコー、CT、骨髄の検査を行う。悪性リンパ腫の再発を確認するためと二月十日から腫瘍が大きくなっているかを診るためである。大きさはほぼ同じである。

3月13日(水)
血液検査を行う。本日 四人が血小板の輸血の為検査採血に来る。

3月14日(木)
今日は何にも検査なし,会社より血小板の輸血の件で電話があった。6人程度16日(土)に来てくれるようだ。また 三里のK君の紹介で6人程度お願いした。検査費用は1人約1万円掛かるそうだ。

3月15日(金)
血液検査を行う。リンパ腫とは白血球が最初骨髄で作られ教育をうけ各リンパ節に行き役目を果たす様になるとのことで 人でいうなら子供の時は 良いが大人の白血球の細胞が悪くなっているので その悪い細胞を殺し 良い細胞を移植する。前回より多くの薬を使うことになりその薬により死亡する確率も高くなり よけい無菌室の処置が必要になってくる。なぜ 前回骨髄の移植をしなかったか アメリカなどで報告されている状態を考え併せて ほとんど再発の可能性がないということでやめた。

3月16日(土)
午後3時から腫瘍の細胞を採る検査をした。背中から注射針の少し太い様なもので刺して腫瘍の細胞を採るので腎臓などに傷がつかないよう注意が必要である。そして、出血があるといけないので17日の10時まで絶対安静である。部分麻酔に為採取中の先生達の話が判るので、どうも腫瘍は脂肪のように見えるらしい。検査結果を見て治療方針を決めるとの事である。

3月17日(日)10時に針を刺した部分を確認して出血などなく良好。外泊する。

3月18日(月)
20時病院へ戻る。検査結果の出る間、腎臓の働きを確認する為の検査を3日間程度行う事になる。

3月19日(火)
血液検査、尿検査(成分、量)を行う。多森先生の話では右の腎臓と共に腫瘍を手術で採り、その後 科学治療を考えているとのことである。しかし、腫瘍の細胞検査の結果待ちである。

3月20日(水)血液検査を行う。
T先生の話では腫瘍細胞の結果は脂肪の固まりの様に思われるが本当にその細胞を採ってきたのかどうか疑問が残るので、手術で腹を開いて見てみないと確実な事がいえない。右側の腎臓が働いているか血管造影で確認した後、手術をしたいとのことである。早くて、手術は28日のようだ。

3月21日(木)
 血液検査を行う。3月26日(火)に腎臓の造影写真を採る、その結果によって手術の日を決めるとの事である。

3月22日(金)血液検査を行う。

3月23日(土)外泊

3月24日(日)20時病院へ戻る。

3月25日(月)
内科(3階)より外科(3階)のICU(集中治療室)へ検査と手術の為移る。腎臓部の造影写真を撮る為、足の付け根約20pの除毛を行う。

3月26日(火)
腎臓部の造影写真を撮る。動脈に穴をあけているので出血するといけなうため27日の回診まで絶対安静といわれるが、動けないわけでもないので、動かずにいることの難しいことまともに眠れずに朝になった。

3月27日(水)
手術の準備の為、腹部の除毛を行う。前の時と同じように恥ずかしい。

3月28日(木)
14〜19時までの5時間の手術で右腎臓と腫瘍を採る。予定時間より手術が延びたので妻は心配していたようで有ったが、手術の途中で担当医より説明が有り切開した腫瘍が握り拳 程度有ったそうだ。
 手術が終わりICUに来てから麻酔が段々覚める時、寒くてがたがた振るえが来て、気持ちが悪くこれで死ぬ もうだめだと思っていると、親父や神(誰かわからないが多くの人)が回りにいてニコニコしている、頑張れと応援してくれているように思えた。そうすると楽になり麻酔から覚めた。これで 命はもらった。よかった。
 後に妻から手術の時の話しを聞くと動脈の回りに腫瘍が有るため、内科医の説明では動脈の近くは手術では採り除かないで科学治療をとのことで有ったが 手術する外科医の説明では動脈の回りぎりぎりまで手術で採り除くため、何が起こるか判らないので命の保証はできないという話だった。失敗したらどうなるか、この5時間は心配でたまらなかったようだ。また 家を出る時家族と手術で失敗した場合のことも話しをして来た。担当医に手術で採った腫瘍をみせられ手術の成功を聞いたときほどうれしく思ったことは無かったと言っていた。本当に心配してくれて有難う。

3月29日(金)
午前中安静、午後より歩いてトイレへ行く。体を動かさないと腸などが癒着するとのことで散歩をやらないといけない。
腹部を約20cm切った次の日に動くように看護婦は言うけれど腰に力が入らない。でも午後には自分でトイレへ行くようになる。

4月1日(月)
リハビリへ今日から行く、体の筋力が落ちない様にとのことである。足に3kgの錘を付けて上げる運動を10分、手は2kgの重りで10分、自転車15分のメニューである。

4月3日(水)
外科(3階)のICUより内科(4階)個室へ移動する。

4月4日、5日
 腹部の抜糸を行う。前回と同じ所を切ってくれたので切った跡は一箇所である。あまり痛みを感じないままに終わった。

4月6日(土)
一時退院しても良いとの事で退院する。15日に病院へ行き治療方針などを確認する。会社へ行っても良いとのことである。手術の後が完全に治るまで治療が出来ないことと治療を始めても5月の連休とかさなる為3週間ほど何も出来ないので一時退院になった。

4月9日(火)
今日より会社へ行く。再入院の3日前まで仕事に行ったがこれが執行猶予と言うことであるが家に居ても時間潰しに困るので暇つぶしのようだが、仕事となればそんなわけにもいかない

4月30日(火)
T病院へ再入院し悪性リンパ腫の処置をすることになる。



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