8.末梢血肝細胞移植、退院

CTやエコーで臓器が異常ないかの確認をしておいてから始める。末梢血幹細胞の移植の前に肝臓や腎臓がどの程度悪くなるかを確認の為この前処置を行い、次の本番に生かす。

(1)前処理
平成8年7月2日(火)心電図をやる。

7月3日(水)赤血球400cc輸血する。

7月4日(木)赤血球400cc輸血する。

7月5日(金)一回目の抗がん剤点滴

7月6日(土)二回目の抗がん剤点滴 白血球1600

7月7日(日)三回目の抗がん剤点滴 副作用はほとんどなし

7月8日(月)歯科にかかるが虫歯なし

7月10日(水)
副作用はほとんどないように思うが寝ている方が楽である。白血球1500

7月12日(金)
白血球が1000以下になると個室が準無菌室になる。白血球900 

7月13日(土)
血小板を輸血する。赤血球を輸血する。白血球増加剤を点滴に入れはじめる。

7月15日(月)白血球700 血小板を輸血する。

7月17日(水)白血球100 血小板を輸血する。

7月18日(木)赤血球を輸血する。

7月19日(金)白血球200 血小板と赤血球を輸血する。

7月20日(土)血小板を輸血する。

7月22日(月)白血球2200 血小板が25000と少ないので準無菌室が解除されず。血小板を輸血する。

7月24日(水)
白血球6800 血小板を輸血する。準無菌室が解除され個室になる。

7月26日(金)
白血球14000 血小板を輸血する。耳鼻咽喉科へ行く。末梢血幹細胞の移植を8月9、10日に行うとの事である。薬の副作用防止の為増えたし、吸入、点眼も追加になった。

7月29日(月)腹部CTを撮る。

7月30日(火)鼻部CTを撮る。心電図をやる。

7月30日(水)体の毛を全て剃る。シャワーの為3ケ月ぶりに自宅へ帰る。

8月1日(木)点滴の量を1日3リットルの2倍に増やし効がん剤の点滴の準備を始める。

(2)末梢血幹細胞の移植
平成8年8月2〜5日
効がん剤の点滴をやる。予定は6日までの5日間を予定していたが 腎臓と肝臓が悪くなり途中でやめる結果になった。ただし この3.5日間で十分の効がん剤は使用したとのことである。

8月2日以後 
はきけ、戻す、38℃以上の熱が出、食事はほとんどとれない。 夜は約1.5時間置きに起きてトイレと吐きけ、戻すの繰り返しで眠れない 毎日が続き意識もうろうとなる。今までにこんなにつらいのははじめである。無菌室へ入ってからも続いた。意識もうろう 眠れないのと苦しいためかもしれないが、目を開いていても瞑っていても映画の大スクリンの前で、空はどす黒く雲の流れは速く台風のようで、その中をだれかに追われ人が右往左往しておる様な暗黒世界をみているようで、やだと思い横を見ても同じ様な気持ちの悪い景色が見えることが何度も起きた。自分では何も出来ない。そして 死ぬ時に三途の川を見ると聞いたことが有るが自分でも見てしまった。川の向こうに人が見えたがどうも戻れ戻れと手を振っているように見えた。そうしたら楽になった。これで助かったなあーとなんとなく思った。

8月8日無菌室へ入り末梢血幹細胞の移植を8月8、9日に行った。

8月17日(土)
マルク(移植下細胞が順調に骨髄についているかの確認)結果は順調との事である。

8月19日(月)
白血球1800に上がる。それまでは0〜100で体がえらくてしょうがなかったが少し楽になってきた。

8月20日(火)
日に日に楽になる。苦しかったのはなんだったのだろうかと思う。白血球が増えるという事を実感する。

8月21日(水)腎臓も肝臓もほぼ正常に戻ったとの事。

8月22日(木)食事が少しできる様に成ってきた。

8月24日(土)
胃カメラをやる。結果は食道に炎症があるようだが軽いので心配ないとの事。マルク結果は順調とのこと。IHVを外す。外泊する。体重65kg

8月26日(月)腹部CTを撮る。3月の手術の結果と変化なし。外泊する。

8月27日(火)
完治したかどうかはガリュウムシンチの結果判断したいとのことである。(M病院で退院後検査予定)

8月30日(金)
T病院(尾西市)を退院する。

T先生を始め各先生方々、M婦長を始め看護婦さんたちへ                              
 8月30日退院します。皆様には大変お世話になり、本当に有り難う御座いました。退院時、お休みで、お礼を申し上げる事も出来ない方もおられますので、書面に書かせていただきました。まだ、通院しなければなりませんので、時々ナースセンタへ顔をだしますので、その節はよろしくお願いします。
 今にして思えば4月30日入院以来この約4ケ月間は本当に長かったと思います。二回の末梢血採取、移植の前処置、移植と治療が進み、移植の前から吐きけ戻す、38℃以上の熱がで、ほとんど食事が食べられず。夜は約1.5時間置きに起きて、トイレと吐きけ 戻すの繰り返しで眠れない毎日で意識盲老となり、こんな苦しい事はなかった。苦しかった時は看護婦さんに色々と文句をいって申し訳なかったと思います。また この治療の間に腎臓と肝臓が悪くなった事も有りました。そして 移植後10日もたつと白血球が多くなり、驚くべき楽になりました。 何が起きたか不思議なくらいです。この時 移植して本当によかったと思いました。 まだ 完治したかどうかはガリュウムシンチの結果が出ないと判らないが 完治したと思い退院して行きます。 長い間大変迷惑を掛けました有り難う。皆様のご健康とご多幸を祈りつつお別れします。 さようなら



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